第94回闘技大会を振り返って


 残念ながら準々決勝では敗れてしまいました。
 しかしみんなを信じて精一杯ぶつかれたので、悔いはありません。
 『蒼』や、たくさんの友人も応援してくれたし、「予選突破おめでとう」との言葉もかけてもらいました。
 チーム編成から数えて、本当に楽しい6日間でした。
 ありがとうございました。


 背後も、念願のJava戦ができて大変喜んでいます(笑)。


 今回は、初めての予選突破でしたが、考えたこと、感じたことがたくさんあります。
 ここから少し、思いつくままに書いてみようと思います。なお、背後の視点も混じっているので、あらかじめご了承下さい。


 まず、闘技場で優勝するのは並大抵のことではないと感じました。
 ベスト8に残ったと知ったときから、私は極度に緊張していました。作戦も、一度はこのままで行こうと決めましたが、相手のデータや他チームの戦い方を見ているうちに迷いが生じ、何度も作戦を出しては引っ込める、ということを繰り返してしまいました。
 最後はみんなを信じてぶつかろうと決めましたが、それまでは迷い、悩んでいたんです。
 緊張に呑まれるって、こういうことを言うのかな……そう感じた一日でした。


 戦術面に関しても、学ぶことはたくさんあります。
 準々決勝で対戦した相手は、的確に私達の弱点をついてきました。また今回の優勝チームも、相手に合わせて戦術を組み替え、勝利していました。
 

 闘技場で優勝するには、こうしたことを乗り越えなければならないと実感しました。
 まして、季節ごとの旅団ランキングで首位を取るには、並々ならぬ努力がいることも想像できました。
 今回優勝したチーム、歴代優勝チーム、また歴代旅団ランキング首位の旅団には、惜しみない拍手を贈りたいと思います。


 その一方で、感じたことがあります。
 それは、予選突破は闘技場上位常連の旅団でなくてもできる、ということです。


 人を選び、しっかりとした作戦を立てれば、あとはよほどの不幸がない限り、安定して勝ち上がることができます。
 実際、私はこのメンバーでなら予選突破はできると確信していました。
 おこがましい考えかも知れませんが、予選突破をすれば旅団にとって記念にもなるし、何より大好きな『蒼』で、『蒼』の仲間と果たしたい、そう思っていたのです。


 そして、たくさんの方に応援してもらい、「ついに蒼から予選突破組が出たか。感無量だ」との言葉もいただきました。
 メンバーも、頼りない私に快く力を貸して、力強く応えてくれました。
「やって良かった」、そう感じずにはいられませんでした。


 今度の私達の活躍を見て、自分にもできると感じた人がいたら、それは私にとってこの上ない喜びです。


 実は、優勝も夢ではないと思っています。
 今回は力及びませんでしたが、絶望的な力の差は感じていません。あと少しで、優勝も実現できるかも知れません。


 最後に。
 冒険者旅団『蒼』の皆さん。
 応援して下さった皆さん。
 そして、チームメイトのフォンさん、フィーさん、ヨアフさん。


 ありがとう。本当にありがとう。