【話し合い】トロウルへの態度
円卓で、《移動診療所『東風』》の団長・ミャアさんから、表題の議題があげられました。ユリシアさんもこの議題は大事だと考えており、来年には票決を行うとのことです。
せっかく議題が持ち上がったのですから、票決に備えて今からいろいろ考えておきたいと思います。
今回ミャアさんの提示している選択肢は次の4つです。
1.トロウルを同盟諸国に取り込む
2.トロウルは滅ぼす以外に道は無い
3.とりあえず領土押さえようよ
4.その他
結論を下す前に、今までのいきさつや、トロウルがどんな種族なのかをおさらいしてみたいと思います。抜け漏れ・誤り等あれば指摘をお願いします。
【トロウルの特性】
- 大神ザウスへの信仰を基盤とした厳格な社会秩序と強固な戦闘集団を有している
- 自国の奉仕種族を虐げ近隣諸国を攻め滅ぼす事は、彼らにとって大神ザウスを讃えるために必要な行為である(ザウス大祭では、近隣種族を攻め滅ぼしてその生首を大神に捧げている)*1
- 大神ザウスの加護により、『ザウスの雷』、ピルグリム化などの特殊能力を得ている。また伝承によれば、敵軍が地割れに飲み込まれたこともあるという*2
- キングスマインドもザウスの加護である可能性がある。なぜなら、同型であるエンプレスマインドがそうであったように、神々がドラゴンと戦うために作り出したもの*3であり、それがトロウルの味方をしているからである
- 奉仕種族を消耗品のように扱うため、虐待のひどさは最悪の部類に入る*4
- 自分たちと同等以上の強さを持つ『敵』と戦うことは何よりの喜び
- 自分たち以外の種族は全て敵とみなしている*5
- 戦いに勝つためなら手段を選ばない。西方ドリアッドの一般人を人質に取っていたことなどから*6。ただし、卑怯な手段を好まないトロウルもいる模様*7
【経緯】
- 2005年
- 9月、ノルグランド傭兵大隊結成。西方ドリアッド戦線へ向かい、トロウルとの戦いを始める。
- 護衛士依頼では、トロウルが西方ドリアッドの一般人を人質に取ったり、ザウス大祭でドリアッドの首を生贄に捧げていることがわかる
- 2006年
- 3月、レルヴァ大遠征。同盟の敗北、ソルレオン滅亡。このときトロウルは『ザウスの雷』で聖域を陥落させソルレオン冒険者を全てモンスター化するという手を使ったが、これは列強の間では禁じ手とされる手段である。*8
- 9月、ノルグランド傭兵大隊の働きかけでプーカ同盟入り。このときプーカの聖獣からの「同盟はトロウルの滅亡を望むか」との質問に対し、「否」と答えている(重要)。
- 10月、ザウス大祭阻止。北方セイレーンに攻め寄せたトロウルを撃退、『ザウスの雷』を封じることに成功。しかし大王オグバーンがピルグリム化、北方セイレーンよりトロウルにはザウスの加護があるのは間違いないと告げられる。
- 10月末、ボルテリオン城砦奪還作戦。1600名に達する大兵力で守備隊を一蹴。
- 11月、ボルテリオン戦役。城塞奪回のため攻め寄せた2000名近くのトロウルを迎撃。
- 12月、トロウル最終決戦。ボルテリオン会戦でトロウル軍はほぼ壊滅。その後聖域を目指してトロウル領へ進攻した同盟軍は、戦刃峡谷の砦を確保することに成功するも、突如出現したキングスマインドに前進を阻まれる。トロウル本国の残存兵力は200名足らずとなり、トロウルは没落。このときトロウルが奉仕種族をどの種族よりも虐げていたことが明らかに。
- 12月、落ち延びていたオグバーン、グリモアガード「日輪の戦刃ボルテリオン」の護衛士により討ち取られる。またこれと前後してボルテリオン・セイラ団長から「本国へ逃げられなかったトロウルの残存兵力は数百名」との発表。
- 12月、全体依頼「トロウル王国解放作戦」。奉仕種族解放とトロウル残存兵力の掃討が目的。
【トロウル王国と周辺地域の住民感情】
- トロウルの奉仕種族はトロウルを強く憎んでいる。
- プーカの聖獣も「トロウルは憎むべき敵」と明言。
- 戦争被害を強く受けた西方ドリアッドや旧ソルレオン王国の住民も、ほぼ同じように考えていると思われる。何より同胞の生首を生け贄にされた西方ドリアッドのトロウルに対する嫌悪感は容易に想像できる。
それでは、各選択肢の検討に行ってみましょう。
<1>トロウルを同盟諸国に取り込む
- 賛成論
- リザードマンを同盟入りさせたのにトロウルを同盟入りさせないのは一貫性がない
- 完全に敵対していた種族を同盟に取り込む困難は経験済み、不可能ではない
- 屈強なトロウルを味方にできれば、ノスフェラトゥと戦う上でも大きな助けになる。また召喚獣「タイラントピラー」が手に入る
- 新しい種族が味方につくことにより、未知のアビリティが得られる可能性も高い
- 大神ザウスのさらなる情報が手に入る可能性がある
- 奉仕種族や西方ドリアッド、旧ソルレオン住民に対しては「トロウルは大王も討ち取られ、もう危害を加えることはできない」との説明で納得させられる可能性がある(かつてドリアッドはリザードマンを強く憎んでいたが、同盟に組み込まれたことで外交的には文句をつけなかった)
- 同盟入りまでにトロウルとの戦いが起きても、それが同盟の民に被害を及ぼさない範囲に抑えることはできるので、希望のグリモアの誓い「自らの民を守り、助けるための努力を怠らないこと」*9に反しない
- 反対論
<2>トロウルは滅ぼす以外に道は無い
- 賛成論
- 反対論
<3>とりあえず領土押さえようよ
- 賛成論
- 反対論
どれを選んでも険しい道のりになるでしょう。ただ、いずれにせよトロウル同盟入りの見込みが薄く、最後には戦うしかないならば、その前に同盟入りを試みるべきではないかと考えます。
いきなり滅ぼせばプーカに対して説明がつかない、北方セイレーンの同盟入りがさらに遠ざかる、ザウスの怒りを買うなどのデメリットが考えられ、これらはトロウルが同盟入りする、およびそのための取り組みをすることで生じるデメリットを上回ると考えるからです。*11
ものすごく長くなっちゃいましたね。お読み下さった方、お疲れ様でした。
……個人的には<2>はないものと思いたいです。
私も、プーカの聖獣に対して答えたノルグランドの方々と、思いは同じだから。
*1:この辺りの説明は、トロウル関連リアイベの作戦概要より
*3:エギュレ神殿図書館より持ち帰られた書物『ドラゴン殺し』による
*4:リアイベ「トロウル最終決戦」第2作戦第1ターンより
*5:《西の双璧ノルグランド》質問スレッドより。現在はまとめページから見られる
*6:ソルレオンの聖域を陥落させ、全てモンスター化させる禁じ手を使ったことからも裏付けられると考えます
*7:全体依頼「トロウル王国解放作戦:ボルテリオン会戦の傷跡」に登場するガルダ隊長
*9:これを守ることは同盟冒険者にとって、常識以前の絶対的な義務。依頼「寵姫の愛」で、民を手にかけてきたルクレチアをかばった冒険者が例外なく幸運度を減らされたことからもわかる
*10:傭兵大隊は、プーカにとってはれっきとした同盟代表であり、その言葉は同盟の総意と解される
*11:これらのデメリットは対処可能な範囲と考えられるからでもあります