PBWは変わった

 うーん、今日日はそれを「脳内当てゲーム」と捉えるのか……。

 先日、オフ会で他のプレイヤーと話していたときのことです。

 昔々、私が『無限のファンタジア』を遊んでいた頃、あることで有名なマスターがいました。それは、彼の出す依頼は非常にクリアが難しいということ。何度も高難度依頼をクリアしてきたベテランプレイヤーでさえ、失敗することもしばしばでした。
 ましてそのマスターにつきっきりでミッションクリアするキャンペーンが組まれたときには、その暴力的で鬼のような高難度ぶりに皆が戦慄したものです(無事クリアできて参加者の達成感も格別だったのですが)。

 しかしこの話をしたら、そのプレイヤーはこう言いました。

「それってつまり『俺の脳内当ててみろ』というクイズをやらされてるってことですか」

 このときの印象はとても強烈でした。自分の「常識」と彼の「常識」との違いを見せつけられた思いがしたからです。その場では適当に「まあ、数字やパラメータで見えるようになっていた方が納得できますよね」と話を合わせていました(実際、近年のPBWはその方向で作られています)が、もととなる体験や「常識」が違うと、同じことを見聞きしていても見えている世界が全く違うのだと。

 余談ですが、『無限のファンタジア』には「古い」時代のRPGの名残がまだあったように思います。
 全てを数字やパラメータで表現することはできない(現実を力業で再現するのは無理がある)から、世界観とキャラクター設定を大まかなルールとして使う。プレイヤーの「どうしたいか?」に対し、マスターは上記の設定を「常識」や「判例」として成否を判断する。
 世界観もキャラクター設定もあいまいです。予想できる部分も予想できない部分もあり、その境目は不明確ですが、それによって、何が起きるかわからないけれどゲームになっているという、相反する要素を両立させています。
 だからプレイングで「こんなアビリティやアイテムの使い方をしてみたい」とあれこれ考えるのが楽しかったし、相談にも熱が入ったものです。
 知力の限りを尽して真剣勝負に挑み、勝利をもぎとったときの喜びは格別でした。
 しかしこのような遊び方も善し悪し。時間を食うし、それなりに「慣れ」が必要だし、相談の場で激しい言い争いになってしまうこともしばしばありました。またマスターの負担も大きいし、成否判定に振れ幅があるので、納得できなかったプレイヤーもいたことでしょう。
 PBWもコンピュータRPGのように*1数字とパラメータが優先される方向に向かっていったのは、寂しくはありますが無理からぬことでもあったと思います。

*1:あくまで和製ゲームの話。海外製ゲーム(『Ghost of Tsushima』とか)は少々事情が異なります

遊ぶこと17年

Q.

 トミーウォーカーのプレイ・バイ・ウェブの世界に足を踏み入れて17年。
 初めはシリアスキャラとして通っていたのに
 いつの間にかネタキャラと認定されてしまい、

 「私はネタキャラじゃないんだよ~。
  証明するぞ~。
  えい、えい、むん!」

 と意気込むも、
 ネタキャラの度合いは作品を追うごとに悪化していき、
 ケルベロスブレイドではリプレイでドジっ娘として
 クローズアップされる始末。

 これはもうトミーウォーカー公認ドジっ娘ということですよね。
 救いはないんですか~?

 

A.

 そんなものはない。

迎撃、星戦型ダモクレス~月奏テルツェット

【戦闘】
(1)タチアナ・ホンリンに対して
雷刃突・フォーチュンスターのうち、命中率の高いものを使って攻撃
上記の命中率がいずれも50%を下回る場合は、螺旋掌で攻撃
螺旋掌が相手の弱点に当たり、とどめの一撃を与えることができる場合も同様とする
(2)ジャネットに対して
螺旋掌・雷刃突・フォーチュンスターのうち、命中率の高いものを使って攻撃
いずれも命中率50%を上回る場合は、弱点攻撃が見込めるものを使って攻撃

スナイパー・クラッシャーの前にプレッシャー・足止め・服破りを与えることで、命中率やダメージの上昇を狙う

人数が少ない分、一人いなくなると致命的なので、戦闘不能者を出さないことを優先して行動
自身の体力と仲間の体力を見積もり、後一撃で戦闘不能に陥る危険のある仲間には分身の術を使用
攻撃との二択を迫られた場合は回復を優先
ただし後一撃で相手を倒すことができる場合を除く

仲間からのヒールがで上記の状態を脱出することが期待できるならば、回復は後回しにして攻撃する
状態異常がが自分に3つ溜まったら仲間にキュアを要請する

ただ、ひややっこがたべたい

【議論】
ビルシャナに議論を挑む
立場は反論

 

「豆腐の栄養価をご存じですか?
確かに、100グラム当たり、木綿豆腐のカロリーは80kcal、絹ごし豆腐は62kcalとどちらも低カロリーです。
糖質は木綿豆腐で0.4g、絹ごし豆腐で1.1gと、低糖質ですね。
おなかも膨れて低カロリーな万能食材と思うでしょ?
ところがどっこい!
カロリーがあるのは変わらないから、食べ過ぎたら太るんですよ! どんな食べ物も同じです!
だいたい、冷や奴ばっかり食べていればいいという発想がいけません!
暑いときこそ、熱いものも食べてください!
冷たいものばかり食べていると胃腸の働きが弱ります。
そうなったら、結局は冷や奴も楽しめなくなってしまうんですよ! それでいいんですか!? 良くないでしょう!?」

 

【戦闘】
達人の一撃・絶空斬・サイコフォースのうち命中率の高いものを使って攻撃
いずれも命中率50%超の場合は、弱点攻撃できるものを優先して使用

2年越しのリプレイ

 今回、私の事後行動をもとにした依頼「ドジっ娘が至高であることは最早疑いのないことである」のリプレイ*1が完成しました。

 およそ2年前、「ドジっ娘だのふなっこだの。」という依頼のリプレイが未完成のまま執筆中止になってしまった*2のですが、2年越しで湯豆腐マスターが書き上げてくださった形になりました。

 せっかく書いたプレイングですので、パフォーマンスも含めてここに残したいと思います。

(ここから)

●プレイング

【議論】
ビルシャナに議論を挑む
立場は反論

ドジっ娘こそ至高、なんですね?」
(積み木崩しゲームを取り出して)
「こんなの簡単……(がしゃーん)
こ、これは偶然です! 私がやったから崩れたんじゃなくて、いつか崩れるのが前提なんです!」

「こんな風に、ですか?」

(ビルシャナが肯定したところで)

(バナナの皮を地面に置いて、刀を抜いて斬りかかる)
「踏んだからって転ぶなんてことは現実には……(すてーん)
ふ、不注意は誰にでもあります! 私が特別ドジなんじゃありません!」
(この時に刃先がビルシャナを直撃するように工夫する)
「こんな風に身体や生命に危険が及んでも、ですか?」

(なおも肯定したら、グラビティの暴発を装いつつ攻撃する)
「こ・れ・で・も、ドジっ娘が至高なんですか!?」

【戦闘】
達人の一撃・絶空斬・サイコフォースのうち命中率の高いものを使って攻撃
いずれも命中率50%超の場合は、弱点攻撃できるものを優先して使用

 

●パフォーマンス

ドジっ娘を見て笑っていられるのは冗談だからですよ!
実際に電車が止まったり家が火事になったりしたらたまらないですよ!

それでもドジっ娘が至高なんですね?
ドジっ娘の刃で倒れるなら本望でしょう

私がドジっ娘? 何言ってるんですか!
(バナナの皮を海老反りジャンプで飛び越えながら、片手を突き上げてウィンクと笑顔と共に)
ほら、ドジっ娘じゃないですよ?
(着地点にマンホールの穴)
だ、誰ですかこんないたずらしたのは!」

 

(ここまで)

 

 リプレイができたことを喜ぶべきなのでしょうか? 

 トミーウォーカー公認ドジっ娘となってしまったことを悲しむべきなのでしょうか? 

デスバレス大洪水を阻止せよ~京の鬼門 比叡山

※共通指針に準拠

【班分け】
陽動班

【事前準備】
陽動班のメンバーとともに潜伏
螺旋隠れを使用し目立ちにくくする
柱の陰・木陰・屋根の上など目線の通りにくい場所を隠れ場所として活用

【戦闘~救出まで】
戦闘開始後、後衛から攻撃
前衛の仲間に気を取られている隙に、死角から攻撃できないか試みる
命中率が50%を上回る限り轟竜砲を使用、足止めを与えて救出班を援護(下回る場合はサイコフォース・螺旋氷縛波のうち、命中率の高いもので攻撃)
パラライズなど行動を阻害する状態異常のついていない敵に対する攻撃を優先

赤子救出後は撃破順に従い攻撃
轟竜砲・サイコフォース・螺旋氷縛波のうち、命中率の高いもので攻撃
いずれも命中率が同じくらいであれば、弱点攻撃の見込めるものを優先
戦闘中に敵属性見極め

自分または仲間が一撃で戦闘不能に陥る危険があり、メディックの回復を待てない場合は分身の術でヒール
救出班が戻るまで戦闘不能者を出さないように動く

ネタキャラと呼ばれたときの反応

 私のキャラは決まってネタキャラと言われてきました(あるいはそれに近いことを言われてきました)が、その時に各キャラがどう反応したのか(または仮に言われたとしたらどう反応するのか)というと、こんな感じ。

 

 アスティア・シーリス(無限のファンタジア*1
「私はネタキャラじゃありません!」

 玉名・斎姫(シルバーレイン)*2
「私がネタキャラ? なんのことでしょうか?」

 アルトリア・シルリウス(エンドブレイカー!)*3

「はい、ネタキャラです! 半分! あとの半分はシリアスです!」

 栗橋・綾奈(サイキックハーツ)*4
「私がネタキャラ!? ひどい!!」

 知井宮・信乃(ケルベロスブレイド*5
「私はネタキャラというわけではなくてですねああああああ」